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雨、想い。@オカ

長門祭3&キョン子祭、お疲れ様でした。
当、サークルの本を手に取っていただいた方々には本当になんとお礼申し上げればいいのやら・・・
次に参加するイベントではもっと多くの方に本を手にとってもらえるように頑張っていきたいと思います。

さて、今回の長門祭3で僕の書いた超短編小説「雨、想い。」が無料配布されていました。
イベントも終了したことですし・・・せっかくなので公開したいと思います。

↓以下に続く↓

ハルヒ二次小説
雨、想い。
天気予報というものはあくまでも「予報」であり「予告」ではないのは誰もがわかっているはずのことであるのであるが、どうも人間というものはそれを信じてしまうらしく前日のニュースで言っていた予報と違うと「また外れた…」とつぶやくものだ。
もちろん俺も頭では分かっているのだが、やはり心のどこかで天気予報を信頼している部分があるらしく、降水確率0%の謳い文句を信じて傘も持たずに出かけたところ、記録的な集中豪雨に襲われてしまった。頭のてっぺんからつま先までずぶ濡れになってしまうのを恐れた俺は、近くの建物へと逃げ込んだ。
やれやれ、ひどい雨だ。この雨はどこかの奇天烈団長様の仕業なのではないだろうかと思ったがそんなことを疑っても俺自身には何の得もないので忘れることにした。
ざんざん降りの雨と風は人の流れを阻み、俺と同じように天気予報を信じて傘を持たなかった人々が雨宿り目的のためにこの建物へと避難してきた。
建物の入り口は非難してきた人と館内から出て行こうとして踏みとどまっている人とでごった返していた。雨の湿気と人の熱で参った俺はそそくさと館内へと避難することにした。館内は人であふれていたが涼しく感じたのは冷房のおかげだろう。はてさて、雨がやむまで仮眠をと思って館内をさまよっている俺なのだが…あいにく席はあいていなかった。いや…空いているといえば空いているのだが、見知らぬ他人の隣に座って睡眠を始めるほど俺の神経は図太くないのである。館内を2周ほどして、俺は一人の知り合いの姿を見つけることができた。
「来てたのか。長門」
いつもの制服姿の長門が一人で座って本を読んでいた。相変わらず俺には一生かかっても理解できなそうな山積みの本と一緒に…
「…。」長門は無言のままコクリとうなずいた。
隣、座ってもいいか?どこもかしこもこの雨から逃げてきた人でいっぱいなんだ。
「…いい。」
そう言うと長門は何語で書かれているのか分からない本へと目を戻した。俺はというと言われたままに隣に座ったわけなのだが…そのあと、長門と何かを話すわけではなく直に眠りへと落ちていってしまった。俺は、自分が思っているよりも神経が図太かったのだろうか…?
俺は夢を見た。場所は図書館。俺の目の前には一人の少女が立っていた。
ただ、必死に何かを俺に訴えかけているような気がする。ただ、残念なことに少女の声は俺には聞こえない。ただ、この少女のことを俺は知っている気がする。ただ、いつ、どこで知り合ったのかが思い出せない。ただ、眼鏡の少女はひたすら泣いているのである。ただ、眼鏡の少女の容姿は長門と瓜二つだったのだ…
目が覚めたとき、図書館は閉館時間を迎えようとしていた。長門は相変わらず本を読んでいたのだが、机の上には読み終わったのであろう本が山のように積まれていた。結局、閉館ギリギリまで二人で本の片付けをすることとなった。雨はいつの間にか上がっていて、俺たちは途中まで一緒に帰ることになった。夢のせいか、長門とは終止無言だった。なぜ俺はあんな夢をみたのだろうか。仮に夢の長門が俺の知っている長門であったとしてもあんな風に取り乱したりするわけがない。そもそも彼女は本当に長門だったのだろうか?あの夢はいったいなんだったんだろうか…
結局、何がなんだかわからないまま長門と別れることになった。
「じゃぁ。また明日、部室でな。」
「…。また、学校で。」
学校でと言う前に何か言っていた気がしたが、俺は特に気にすることなく帰宅することにした。何かあったら長門なら知らせてくれると信じているからな…


「…。エラー。削除。エラー。削除。エラー。…」
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彼岸亭という個人サークルでも活動する予定です。mixi


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